本名・年齢不詳 / 男 / バイサズジャーム / ”刻獣(テリオン)”リーダー
ウロボロス / ウロボロス
部分型。両腕がやや肥大し手が鉤爪状に変容。
白骨化した肉食獣の頭骨に似る仮面、眼窩に当たる空洞には無限の虚無が覗く。
巨躯を取り囲むように黒い円形の靄───というよりは空間に穿たれた孔のようなものが三対追随しており、無音の内に射出され装甲無視の風穴を開ける影の弾丸を放つ。
加えて巨大な一匹の大蛇が尾として足下の影溜まりから生じるが、これは能力の増大、侵食率の増加により平時から出現可能となっており、変身以前の段階から強力な武器として機能する。
癒着型。深く掘り抜かれた奈落の内で杭を打ち付けるような、底知れない反響音。
人間性、と彼が定義するもの。
一般に悪性、獣性と呼ばれるものであり、血みどろの抗争の果てに求められた宝石、怨嗟の籠もった銃、或いはそのようなものを生み出す人間の血肉を捕食対象とする。
好食部位はない(餌一つ一つの在り方によって異なる)が、感覚器───人間が外界との接点とし、様々な感情を発露させる部位───を好む傾向にある。
激しい権力闘争の中で、新興と言えるバイサズセルをFH内で一定程度認知させるまでに至った男。
「ターゲットの鏖殺、暗殺、惨殺による示威行為」を商品とし、勢力を拡大してきた。
「バイサズのための狩りの場を増やすこと」をセルの目的として掲げており、戦力、人材として三隅、志賀、一川を擁している他、メイカーズセルや夜星のセルなど、技術提供や人身売買ルートの斡旋など、およそバイサズに関わる諸事に手を伸ばしている。
剥離したαの破片であるzone of aromaに可能性を見出し、αそのものを確保し利用することで、地球全土をもう一度シンプルな「弱肉強食」の領域に引き戻すことを目的としている。
通常、接触しただけで甚大な影響を被るαの破片を複数個以上取り込んでなお自我を保っている強力なジャームであり、火力・防御力・機動力・生命力、いずれの点にも秀でる著しい怪物としてバイサズセルに君臨する。
年齢不詳 / 男 / バイサズオーヴァード? / FHエージェント
キュマイラ / サラマンダー
全身型、無機と有機の融合系。
甲虫とは別種の、骨格と金属が一体化したような重装甲が全身を覆う。
身体各部は台形状に膨れ上がり、増大すると共に法則をねじ伏せる基盤と化した筋肉が装甲の内側を満たす。
そして、極めて珍しい事に“武器”───片方が面、他方が尖となった槌を担ぐ(《破壊の爪》+《白熱》)。
腰部の伸縮する尾とへその緒のように繋がっており、腕を用いて振るうほか、この伸縮尾を使って振り回すことも出来る。
槌は物理法則に従う他のあらゆる金属よりも熱伝導性に優れ、打突した対象を一瞬の内に加熱し溶解、または破壊することができる。
殺傷力を持つ原始的武器全般。質が良いほど効率も高い。
頻繁に食しているのは弾丸、ナイフ、倒したエージェントの装備など。
同じ武器でも狩野は使い込まれた古物や勲章の類を好むが、こちらは単純に物としての出来を参照する。
癒着型。
発動機を起こす時のような、獣の唸りに似た重低音が鼓動のリズムで展開、やがて飛びかかる獣のような咆哮が走り変身が完了する。
正式コードはイーブンタイド・プロト、“落陽”───新生代の生物層を破壊したとされる大波の名を冠された、人造生命体。
バイサズセルが入手した“αの欠片”───Zone of Aromaから生み出された。
量産を目指して試作された多くの培養胚の内、唯一存在の安定化に成功した個体であり、強靱な生命力と名が示す通りの堅牢な装甲、その裏返しである鋭利な先端を持った槌を得物とする。
人間態は刈り上げた短髪に絞り抜かれた身体、彫りが深く好戦的な色を湛えた鋭い目の少年。
その生まれからして一つの生存競争をくぐり抜けた存在であるためか、狩野の事は気に入っていないがその思想には賛同している。
戦いを好み、鉄火場に生を見出し、略奪によって糧を得ることを喜びとする。
そのため研究上は貴重とされる個体でありながら、積極的にバイサズセルの請けた抗争に参加しては、兵士達の武器を食い荒らしている。
“絶対捕食者であること”を自己のアイデンティティとしており、己の装甲を引き裂き、獣性において自身に匹敵した近江を打倒すべき相手と定め、アンダーメイルを纏い再戦を期する。
37歳 / 男 / バイサズジャーム / ???の部下・元UGN職員・FHエージェント
ノイマン / エンジェルハィロゥ
エンジェルハィロゥの能力は専ら彼我の戦力と盤面の状況を計測することに特化しており、得られたデータを基に手持ちの駒で最大火力を出し得る戦術を提案する。
トリガーは"あの事件で負った傷の再現"
金属に覆われた頭部に多数の複眼。背中にはアンテナやセンサーなどの受光部が生え、腕にはレーザーや赤外線などの発信部が現れる。
癒着型。発信される音は超音波であり常人には聞こえないが、音圧と寒気だけは感じられる。
捕食対象は"力強きもの"
彼自身には戦闘能力はほとんどないため、初期には策略を用いて強者を狩るという捕食スタイルだった。しかし組織に属して他者を用いればより強きものを対象とでき、また自らの安全も確保できるため、自らに有益な組織を探していたところ???にその能力を発見されることとなる。
永山が覚醒した事件で死亡したとされていた同僚の内の一人。永山より先に覚醒していたが、覚醒の瞬間に彼が感じていたのは永山とは違い自分の運命の理不尽さであった。そこにバイサズとしての衝動が加わることによりジャームと化し、事件の混乱を利用してUGNから離脱する。事件では捕食された者も多く検死が十分できなかったために遺体不明のまま死亡として処理された。
その後は力を持つ者の下で十全に自らの能力を発揮できる場を求め、???の配下へ収まる。自らが力を振るうことよりも戦術を指揮し、最も効率よく他人の力を引き出すことを喜びとする。
「いやぁあの時君に庇われなくてよかったよ。あんなにぐちゃぐちゃにされちゃあ蘇生できないからね。」
「私かい?今はしがない分析官だよ。自分で種を蒔くこともないとは言わんがね。」
29歳 / 女 / バイサズオーヴァード / FHエージェント
ソラリス / バロール
衝動:飢餓(探求)
トリガーはメスを掌に突き立てること。
全身が青く錆の浮いた金属の鱗で覆われ、頭上には無数の複眼が埋まった無影灯のような形状のユニットが出現する。
癒着型。けたたましい警報のような音。
苦痛、苦悶、苦艱。人々が踠き苦しむ様。
媒体は問わないがフィクションよりはドキュメンタリー、より臨場感のあるもののほうが好み。
普段は自らの「実験」の様子を録画したものを摂食している。
「ああ……いいねえ、いい顔だ。美味しそう……」
明るい茶色に染めたセミロングのウェーブヘアと白衣が印象的な女性。
セルのメンバーを実験台に、衝動の抑制、レネゲイドウイルスのコントロール、オーヴァード(ジャーム)の更なる強化についての研究と戦闘後のケアを行う研究員兼専属医。
バロールとしての能力は空間移動に特化しており、とかく制御の効かないジャームの檻役として重宝されている。
元は大学病院の研修医。所属していた病院がFHによって襲撃された際に瀕死の重症を負うも、レネゲイドウイルスに曝露してバイサズオーヴァードに覚醒。そのままFHに拉致された。
自身に与えられた能力、それを存分に発揮出来る恵まれた環境、豊富な被検体……食料。ここは彼女にとってまさに理想の居場所だった。
自らの存在意義を見出した彼女は、以来レネゲイドウイルスの研究に全てを捧げている。
もっと知りたい。試したい。生まれ持った好奇心は、彼女を狂気へと駆り立てる衝動へと姿を変えた。
24歳 / 男 / オーヴァード / FHエージェント
ブラム=ストーカー / エグザイル
「おいてめぇ、志賀さんに手間かけさすんじゃねえぞ」
元々ははテリオンが使い捨てのコマのつもりで置いていたオーヴァード。
ただ《ブラッドリーディング 》、《抱擁》、《メンタルインベイジョン》など実験(及び拷問)に便利なエフェクトを一通り持っていたため、志賀が自分の部署に異動させた。本人は取り立ててくれたと思ってそれ以来志賀に恋愛感情混じりの忠誠を誓っている。
だが、志賀はゴミ捨て場からまだつかえるイス拾ってきたくらいの気持ちであり、その感情を把握した上で足蹴にしている。
27歳 / 男 / バイサズジャーム / 研究用サンプル
182cm / 53kg / 4月29日生(牡牛座) / AB型
一人称:俺 / 二人称:あんた、お前
ハヌマーン / ハヌマーン
衝動:飢餓(希死)
錠剤の致死量服薬により変身する。
罅割れた鉄の仮面と血のように赤いぼろぼろのマントを着け、片方折れた長い角と蹄のある脚を持つ多腕の異形。
マントから垂れるようにしてあらぬ方向へと捻じ曲がった無数の腕が伸びており、そのうちの一本は左脚にかかった錆びたトラバサミから伸びる鎖を掴んでいる。
手足による殴打とその動きに付随して起こる衝撃波、音波を操るが、威力も対象も攻撃範囲もまるで加減が効かないため到底実戦向きとは言えない。
劈くほどの無音。
音源を捕食対象とするが、ある一件を機に記憶の一部を失っているのに加え、酩酊と妄想のせいで自身の嗜好すら曖昧。
食物同様非常に偏食なため、しょっちゅう地雷に当たって吐いている。
捕食による衝動緩和がほぼ期待できないため、普段はヒトの体液(主に血液と精液)を飲むことで飢餓感を抑え込んでいる。
毎回動脈や神経を損傷するほど深く腕や指を噛み切るため、両手の動きががやや不自由。
自身の血だけでは捕食欲求を満たせず、セル内の不特定多数の男性を発作的に襲っては口淫を繰り返す。
飢餓の解消は精飲で事足りるが、求められればそれ以外の性行為も拒まない。ただし痛覚の鈍麻によって行為が身体機能を損なうほどに過激化しがち。
場所にも対象にも頓着しないうえ、興奮に任せて相手を食い殺す、過活性を誘発して暴走する、止めに入った構成員まで捕食するなどの被害がしばしば起こるためセル内でも問題視されている。
定期的な「給餌」と投薬の他、対立組織との抗争に際しジャームの死人が出た場合にはその死体を食べさせることで衝動の発露頻度を下げているが、根本的解決には至っていない。
よれよれのカットソーにスウェット姿のジャームの青年。数少ないバイサズのサンプルとしてFHに「保護」されている。
鳶色の癖毛、やや色素の薄い虹彩。ろくに日にも当たらず、常時貧血気味で肌は病的に白い。
整った容貌ではあるが、焦点の合わない瞳と濃い隈のせいで幽鬼じみた印象。ほとんどの場合、酔っているか譫妄状態にあってまともな会話ができない。
極端な偏食家で、ヒト以外の肉類、魚介類全般、苦味や香りの強い野菜類などが苦手。
人肉であっても脂肪の多い部分や女性の肉には全く手をつけず、若い男性の脚や腕、肝臓や心臓、性器などは好んで食べる。
幼少期から飲み込みが早く、大抵の事は人並み以上にできてしまう。が、今となっては煙草か酒がないと使い物にならない。(あっても使い物にならないこと多々)
愛用の煙草はガラム・スーリヤ・マイルド。酒に関してのこだわりはなく、料理酒でもエタノールでもお構い無しに飲む。薬物の過剰摂取は研究に支障が出るので止められた。
躁鬱の切り替わりが激しく、他人のレネゲイド活性にも感化されやすい。
あまりに頻繁に過活性に陥って暴走するため、普段は研究員による投薬で情動を抑制したうえで独房じみた隔離部屋に半ば幽閉されている。
薬の影響もあり、何に際しても無気力、無感動、無関心。たいていは日がな一日酒を飲んでは吐き、飢餓感を解消するために自傷と淫行に耽り、気絶するように寝落ちては目が覚めるたびにまた酒を飲んでいる。
非活性時であってもレネゲイド由来の反射神経と動体視力がある程度顕在化しており、身体能力は非常に高いが酒に飲まれて概ね台無しである。
今は亡き幼馴染についてのもの。
「下手の横好き」と「努力」という自身の持ち得ぬ才をもつ「彼」に対し、嫉妬とも憧憬とも恋慕ともつかない感情を抱いていた。
しかし高校を卒業した直後、「彼」は暴走した車に巻き込まれて事故死してしまう。
その最期を目の当たりにしたショックで事故前後の記憶を失ったために「彼」の死を受け入れられず、精神状態が著しく悪化。
急速に重症化する過食嘔吐と不眠を誤魔化すため、アルコールと薬物に依存するようになる。
やがて幻覚と現実とが混在し始め、記憶の中の「彼」の存在そのものまでもが失われていった。
対象を認識できなくなってもなお肥大し続ける執着心に押し潰されるようにしてバイサズを発症し、変身。自身の家族を含む数十人を惨殺した。
エフェクトによる死体の損壊が著しく、さらに捕食されたものもあったため、正確な被害は把握できていない。
事件の後にFHに回収され、以来セルの研究機関に貴重な被検体として身を寄せている。
失った記憶を取り戻すことへの渇望といっそ全て忘れてしまいたいという切望を同時に抱えた不安定な状態では衝動をコントロールすることなどできるはずもなく、安定剤と鎮静剤の処方がなければヒト型を保つことすらままならない。
バイサズオーヴァード / FHエージェント
錠剤の致死量服薬により変身する。
罅割れた鉄の仮面と血のように赤いぼろぼろのマントを着け、片方折れた長い角と蹄のある脚を持つ多腕の異形。
マントから垂れるようにしてあらぬ方向へと捻じ曲がった無数の腕が伸びており、そのうちの一本は左脚にかかった錆びたトラバサミから伸びる鎖を掴んでいる。
腕は不定期に伸縮と増減を繰り返し、あるものは血塗れであり、あるものは潰れて血肉の詰まった袋と化し、あるものは折れた骨が皮膚を破って飛び出している。中には無傷のものもある。
手足による殴打とその動きに付随して起こる衝撃波、音波を操るが、威力も対象も攻撃範囲もまるで加減が効かないため基本的には薬剤で制御をかけたうえで単独で前線に投げ込まれている。
常に命令よりも捕食欲求に従って行動しては後方支援組を振り回すが、言うことを聞かない割に戦果がデカいうえ、相手がどう仕掛けてくるかを先読みできてしまっているので怒るに怒れない嫌な奴。
「俺の勘が外れたことがあったか?とっとと動けグズ」
一切の気配を殺して姿も見せぬままに敵を殲滅していく様から「黙の颶風」の異名を取る。
楽曲を捕食対象とするが、対象が限定的過ぎて捕食による衝動緩和がほぼ期待できないため、普段はヒトの体液(主に血液と精液)を飲むことで飢餓感を抑え込んでいる。
自身の血だけでは捕食欲求を満たせず、セル内の不特定多数の男性を発作的に襲っては口淫を繰り返す。早く出してくれないと困るので遅い男は嫌い。
「さっさと出せよクソ遅漏。食い千切るぞ」
飢餓の解消は精飲で事足りるが、求められればそれ以外の性行為も拒まない。ただし痛覚の鈍麻によって行為が身体機能を損なうほどに過激化しがち。
場所にも対象にも頓着しないうえ、興奮に任せて相手を食い殺す、過活性を誘発して暴走する、止めに入った構成員まで捕食するなどの被害がしばしば起こる。衝動緩和のために人肉を与えても時々起こる。燃費が悪い。
鳶色の長い癖毛をゆるく括った、よれよれのカットソーにスウェット姿の青年。(ほぼ)バイサズのみによって構成されるトライブセルに所属する被検体、兼最前線戦闘要員。
目鼻立ちのはっきりとした美形ではあるが、口を開けばデリカシーがまるでなくずけずけと物を言う。口数が少ないのがかろうじて救い。
主食はアルコール、ニコチン、カフェイン、あとヒト。極端な偏食家、ヘヴィスモーカーかつアルコール狂。
愛用の煙草はガラム・スーリヤ・マイルド。酒に関してのこだわりはないが、度数は高ければ高いほどいいと思っている。薬物の過剰摂取は研究に支障が出るので止められた。
うっかり潤沢な資金源のあるセルに落ち着いてしまったため人肉の味にまでうるさく、若く健康で活きのいい男性の特定部位以外には全く興味を示さない。
幼少期から飲み込みが早く、大抵の事は人並み以上にできてしまう。そのため何をやっても達成感を得られず、極めて飽き性。
一聞けば十まで理解してしまうため、人の話は聞き流しがち。
躁鬱の切り替わりが激しく、他人のレネゲイド活性にも感化されやすい。あまりに頻繁に過活性に陥って暴走するため、普段は研究員による投薬でかろうじて情動を抑制している。
薬の影響もあり、基本的に無気力、無感動、無関心。飢餓衝動を食人で解消する、その為だけに組織に「協力」する。
非活性時であってもレネゲイド由来の反射神経と動体視力がある程度顕在化しており、身体能力は非常に高い。
嫉妬とも憧憬とも恋慕ともつかない感情を向けていた幼馴染の死が発症の原因。
あまりに大きすぎる喪失感から急速に重症化する過食嘔吐と不眠を誤魔化すため、アルコールと薬物に依存するようになる。
対象を失ってもなお肥大し続ける執着心に押し潰されるようにしてバイサズを発症し、変身。自身の家族を含む数十人を惨殺した。
事件の後にFHに回収され、研究機関に貴重な被検体として身を寄せるも、度重なる暴走を制御できず処分しようとする組織を丸ごと潰しながらいくつかのセルを点々とする。
現在は所属セルのバイサズオーヴァードが専用に生成する薬剤のおかげで、一応は話せる状態。
享年18歳 / 男 / 今は亡き幼馴染
3月30日生(牡羊座) / B型
「最悪、俺が何にもなれなくてもさ。お前はきっと何かになるだろ?」
「俺はダメでも、お前は。絶対───」
特技があるわけでも、何かの才能があるわけでもない。何をやらせてもせいぜい並。
それでもなおやりたいから、好きだから、それだけの理由であらゆるものに手を伸ばす、多趣味で明るい平凡な少年。
高校卒業を前に不慮の事故に巻き込まれ、死亡。
彼を亡くした事実、彼という存在そのものを忘れていても覚えていても、三隅の生は彼の「お前はいつか「何か」になる」という一言に縛られている。
彼のいなくなった世界で、それでも生きて何かになること。何かを成すこと。
彼に託されたその願いを果たさねばならないという強迫観念(あるいは姿の見えない呪い)と、無音の生を噛みしめる苦痛の狭間。
けだものの行きつく先は、果たして。
───またいつか会えるよ。出来ることならそれは、もっとずっと後がいい。
───俺には見えなかったものの話をしよう。次に会った時には。
───行ってきな。そんで、また後でな。
年齢不詳 / 少女 / バイサズオーヴァード
エグザイル / エグザイル
トリガーは、「胸元の手術跡を両手で"開く"」こと。そこから裏返るように全身が変異してゆく。
姿は、「骨の甲殻と筋繊維で出来た生体アーマー」そのもの。色合いも骨と筋肉そのまま。
甲殻はプロテクターのような形状であり、それを繋ぐように筋繊維が垣間見える。
癒着型で喉から発生。その種類こそは曖昧だが、哺乳類の産声のように聞こえる。メンタルが弱いとSANチェックが必要になるかもしれない。
対象は"ぬくもり"。人間の体温が至上ではあるが、代替的な発熱具などでも代用可能(湯たんぽ等)。
好食部位は血液。一瞬とはいえ、全身に浴びると暖かいのだ。
外見は、「白髪のやせ細った子供」。支給されたUGNの制服に"着られている"といった印象。コインロッカーベイビー。
棄てられた不健康児が拾われ、良からぬ組織の手に渡り、オーヴァードと化した。UGNがその組織を壊滅させた時にピックアップされたが、現状では手に余らせつつあり、「経過観察、有事には活用。」といった処遇である。
戦闘訓練などはさておき、録な(情操)教育は受けておらず、その知能や感情の発露は、(見かけの)同世代の児童に比べて乏しい。
自意識と言えるものも少なく、命令などにはよく従うものの、物事の好悪などはほぼ見られない。例外として、自分に害を為さない、好意的存在とのスキンシップを好む。というより、極力誰かと触れ合っている。
オーヴァードとしては、攻撃力はさておき、堅牢な装甲(によるカバー能力)、および高い回復能力から、続戦能力が高く、前線の礎となる。
また、中々類を見ない能力として「彼女自身が生体アーマーとなり、装着したオーヴァードの白兵能力を増幅する」といったものがある。
侵食率の増加こそ加速するが、エグザイルシンドロームの融合により自身の筋繊維や心肺を結合することにより、単純な攻撃力と防御力、および運動能力が上昇する。また、着用者の肉体もエグザイルシンドローム所持者のように変形させることが出来るようになる。
ただし、前述の通り、他人の体温を好む為、戦闘が終了しても中々離れないとか。
ミワササメの手により生み出された12種の人造オーヴァード、”羊頭腐肉(シスターズ)”の一人。
ある思惑により狩野を通して三隅の元へ預けられ、彼の相棒──首輪、兼鎧役として行動を共にする。
28歳 / 男 / (元)大学院生の一般人 / FH捕虜
2月28日生(魚座) / O型
”彼”の研究にあたって人員が足りないと感じた組織はある行動に出る。すなわち、優秀な頭脳を強制的にオーヴァードとし、自らの組織に組み入れるというものである。
作戦対象にはとある大学の分子生物学の研究室が選ばれ、襲撃時に死亡した助手1名秘書1名を除き教授1名、准教授1名、そして学生7名がFHに拉致された。
拉致された者たちは人為的に発症させるために様々な肉体的・精神的ショックを与えられ次々とショック死、あるいは理性のないジャームと化して組織に処理されていった。ただ一人残された彼は自分も発狂するか殺されかのどちらかだと思い部屋の隅で震えるばかりであった。
しかし彼にだけは何も行われなかった。正確には彼には何が行われているか知覚することができなかった。というのも拉致されたメンバーの中で唯一の非感染者であったため、まずはレネゲイドウイルスへの暴露から行われたのだが一向に感染しなかったのである。
これだけであれば彼はそのまま殺されて終わりであったが、不幸にも彼は自分の状況を推測してしまう。一般人のままでも用途があると踏んだセルリーダーは彼を研究員、兼餌やり係、兼非常食として研究所に配置した。そこでサンプルとして飼われている美しきあるバイサズの惨状を目の当たりにすることで、彼は自らバイサズ研究の道を踏み出していく。
「死にたくない……でもこれは本当に死ぬよりましだったのか……?」
「彼はどうしてずっとお酒を。話すことはできないんですか?」
「ヒッ、殺される……え、なんでズボンを……う、あっ……」
女 / ジャーム / FHエージェント
オルクス / モルフェウス / ソラリス
トリガーは"アルコールあるいは睡眠薬の急激な摂取"
顔は真っ白で凹凸のない面で覆われ、全身の皮膚には彼女が過去に忘れてきた様々な文字列が浮かび上がる。今の醜い自分を忘れてほしいという気持ちと過去の自分の栄光を忘れられたくないという気持ちが交錯する。
戦闘時は領域内に予め設置したトリガーからモルフェウス/ソラリスのエフェクトにより武器/爆薬などを生成するいわゆる"罠師"として振る舞う。また、オルクスの能力によって他人の記憶に干渉し、人工的に捕食対象とすることもできる。
切除型。複数の男女の暗い嗤い声が混ざりあった音声がかすかなボリュームから徐々に大きくなっていく。
捕食対象は誰からも忘れ去られた物。廃墟は彼女にとって餌の宝庫であり、普段は廃墟に住み着いている。肝試しなどで廃墟に侵入する一般人がいると一人だけ生かして捕らえ、世間から忘れられた頃に捕食する。
彼女は高校時代陸上部に所属し短距離走で全国大会に出場するほどの実力者で、将来のオリンピック選手と言われていた。しかし3年生の時に事故で左足の靭帯を損傷、その後調子が戻ることなく記録を残せず高校を卒業した。大学でも陸上を続けるがやはり記録が伸びず、大学2年で陸上を引退するがその頃にはもはや誰も彼女の事を覚えていなかった。
その後酒とクスリに溺れた彼女は戦力となる人間を探していたソラリスのバイサズによって作られた薬剤によって感染・発症。既に社会との関わりを失いつつあった彼女は発症後まもなくしてジャームとなった。
現在はあるセルにて「お前がどのようになっても私だけは覚えていてやろう」と言ったボスに忠誠を尽くし、主にアジトの警備、侵入者の処理などを担当する。
18歳 / 男 / ジャーム / FHエージェント
162cm / 41kg
エンジェルハイロゥ / バロール
衝動:飢餓(解放)
精神的な障害:性同一性障害
ハンドベルをしっちゃかめっちゃかに鳴らしたような、美しくも混沌とした音。
癒着型で、発生部位は全身。全身から声はするのだが、特に顔や胸、喉や鼠蹊部などの女性的な特徴が現れる部分から強く発声される。
"女性的なもの"を対象とする。化粧品や服、アクセサリーや雑貨、小物など多岐に渡るが、人間以外で最も美味と感じるのは女性下着らしい。
整った顔立ちの青年。……だったのだが、現在はその面影を残さず。同じくらいの年齢の少女。声も女性のものになっており、性的機能も女性のものとなっている。
2年前にオーヴァードとして目覚め、その時にFHに拾われそのまま加入。現在はジャーム化している。
ジャームとなっているが知能は残っており、言語機能にやや支障をきたしている以外には影響は出ていない。
先天的な性同一性障害で幼い頃より生き辛さを覚えていたが、レネゲイドの力に目覚めたことで、自分を偽らずに生きていけるようになったと感じている。
「……あなた、は、誰です、か? 人、ち、がいだと、思いますよ」
男 / オーヴァード / FHエージェント
ブラックドッグ / ノイマン / エグザイル
全身型、ペンキをばちゃりと塗りたくったようなぼんやりして楽しげなグラフィティのような人型。
色は様々に思うまま塗り変わり、それでもなお落書きのような独特の姿は変わらない。
肉体をペンキの水たまりのようなものでつなぎつつも分割し擬似的に増殖することもでき、偽物をいくら破壊しようと本体にダメージは通らない非常に厄介な性質を持つ。
電子音のような激しいノイズがかった幼いアメリカンなアニメキャラのような叫び声、愉快で狂気的。
噂を捕食する。正確には噂に対して抱かれた恐怖や興味といった感情の情報を捕食、一つ一つ似た感情であろうと抱いたもの、人物により味は変わるらしい。
普段から自分で流した噂、陰謀により自給自足、オーヴァードに関する噂も躊躇なく一般にまで向けて流すのだがその拡散能力はUGNの隠蔽担当にとっての悩みの種でもある。
肉体を関する捕食については噂を広げるための器官として口や指が好み、ただ必要ないならば一般人を狙うのは抑えている。
やるなら派手にやるらしいけれど。
表向きは高校生、だけれど本職はFHセルメンバー。
担当は情報戦であり噂話の収集、オーヴァードに関する情報の拡散および隠蔽の妨害を主な活動としている。
楽天的で楽しいことが好きな性格、いつもヘラヘラギザギザとした歯を見せつつもひひひっと笑っていて間延びした口調はどことなく喧嘩を売っているように見えるが天然物。
黒縁の大きなメガネにバッジのたくさんついたキャップ、服はペンキで汚したようなグラフィティのデザインシャツ、下はモスグリーンのつなぎ、サスペンダーはあるのだがつけずに下に垂らすスタイル。
少しずつだが噂としてレネゲイドウイルスやオーヴァード、さらにはバイサズオーヴァードの話すらも一般に流し、そしてそれによる覚醒とそれによる混沌の誕生を促している。
オーヴァード / FHエージェント
エグザイル / ソラリス
人型のまま、別の誰かに成り代る。
姿を写し取り、感情を真似し、己を殺し、己の肉としたものへと変化する。
独特の周波数の超音波
耳に届けど音としては認識できないが、確かにそこにはその音がある
無意識に感じ取ってしまったものは、昔の友人の声を不思議と思い出させられ謎の懐かしさを感じることとなる
人の記憶、知識、その人となりそのもの
本人ごと喰らい空いた穴を埋めるように彼はそれに成る
パーソナリティが薄い部分は仲間に流したりひっそりと処分したりふる
蓄えられた知識は彼が演じるそれの源となり、そしていつの間にかそれこそが彼自身へと変わっていく
本名不明、どこから来たのかすら語ることはない
日常では10代前半ほどのメガネをかけた少しボサボサ髪の根暗な学生の少年の姿
エージェントとしては10代後半の勝気な金髪のメガネの女性の姿を取る謎のエージェント
定義されることを極端に嫌い、味方の前に現れる時すら本当の姿、本当の声、それどころか性別すら誰にも明かさず裏工作に徹する
性格は基本的に見た目の姿や存在に合わせたものを取るのだが、ただし少し挑発的であり計算高くもある
普段からこっそりと人を喰らっては成り代わり、成り代わられた元の人物の日常へと入り込み生活するのが趣味であり日常、そしてそのうちゆっくりと裏へと引きこんでいく
匂いまで再現するため一般人はおろかオーヴァードですら事前知識がないと彼の存在について探るのは困難を極める
EXレネゲイド。外見は、赤や暗褐色や黒のマーブルな鉱石(に見える)の球体。
常に一定の温度を持ち、また胎動のような振動をする。
所持者のワーディングに変化をもたらすもの。
所持者のワーディング圏内には血の匂いが立ち込め、この中に長時間曝露すると一般人は低確率で・オーヴァードは高確率でバイザズオーヴァードへと変貌する。
一説によると、超高侵食率のバイザズジャームの胎内から生まれたとか。
αから剥離した本体の欠片という扱い。
本編中ではその臨界突破、炸裂をもって飢餓衝動を市街一帯にばらまく、というテロのために用いられるほか、“セイバートゥース”の作成に使われる。
16歳 / 女 / オーヴァード / ”櫃(パンドラ)”リーダー
ソラリス / ノイマン
長い髪の左右に一つずつ小型バレッタを付け、束ねていない中央と束ねた左右の1つずつの束に分けている。
軽い鎧を纏った上半身のみの魔女のドールのようなものが彼女の至近に生成される。色は紺色。ドールは束ねられた髪に接続されており、彼女の意のまま盾や武器として操られる。
樹脂のような素材で作られた硬質の白衣ロングアーマー、割と足元とかはお留守
バイサズセル傘下のメイカーズセル”櫃(パンドラ)”リーダーにして、「未和ささめ / 眠リ姫」の産みの親(オリジナル)である少女。
未和ささめ(コピー)と同様、虚弱、かつ死病に身を蝕まれている。
オーヴァードとなってもその性質は変わらず、死期が近い状態にある。
他者と接続しその力を調整・高めることが出来る《触媒(カタリスト)》という特殊能力の所持者で、βと意思疎通することのできる唯一の存在。
β争奪戦の終結後、狩野との取引により彼女と接触。その分析と修復、そして因子を用いた人造生命”羊頭腐肉(ロッテッドロット)”シリーズの設計開発を担当していた。
彼女、及びその娘とも言えるロットたちに特別な感情を抱いている。
本編開始時では実験中のある事故により昏睡中。
であるが、βとある「約束」を結んでおり、状況により覚醒。暗躍を開始し、グランドシナリオをα・βルートからΩルートへと変化させる。
その精神はβと癒合した状態で眠っている。
昏睡の原因となった実験とは、βとより深い繋がりを構築する融合実験であり、かつ、それは半ば成功していた。現在の彼女はβの呼びかけによりいつでも目覚められる状態にある。
二卵性双生児の姉妹として生まれ、健康体で才気に満ち溢れた姉と己を比較しながら育つ。
優れた知性を持つ一方、病床の定められた命を生きる自身の生の意味に苦悩し、やがて事故で姉を喪ったことにより諦観に至り、希死の念を抱くようになる。
所持する特殊な能力ゆえか、捕食 / 被食の螺旋に織り込まれた生命全体に対して一つの共感を抱いており、「全ての命に自死の救済を与えること」を一つの望みとしている。
βと接触したことでその願いは現実味を帯び、自分の分身であるささめ/眠リ姫を含むロットたちに、“生/死の総意”を求めることで、己の選択の行く末を決めようとしている。
厭世的で皮肉屋ではあるが、ささめ(コピー)と同じく根底には救いを求める思いが残されており、心の底では、自身の所業を食い止めてくれる“誰か”の到来を心待ちにしている。
“相克因子”。相克する二つの存在として生じ、一つになることで次なる存在に進化する。
オリジナルのささめから生じ、二重存在として活動していた。
ささめの因子とβの因子を併せ持つ特別な存在であり、彼女の生における迷いがグランドシナリオを分岐させる一つの大条件となる。
(ロットの総意が揃った後、彼女の生の無意味、死の願望が一定以上に強まると、オリジナルささめの覚醒条件が満たされ、α・βルートからΩルートへと移行する)
“未生因子”。ロイスを結んだものの求めに応じた「願いを叶える存在」に進化する。
ただしデッドコピーであり、願いを完全には叶えられないほか、負荷に耐えられない可能性がある。
廃棄の運命を辿るはずだったが、下剋上を狙ったバイサズセル構成員の手により情報がリーク、他セルに強奪された後、現場を見張っていた降旗に保護され、最終的に彼の助手を務めることになる。
彼を慕っており、彼のための願望器となることを望んでいるが、降旗には「自分自身が望むものになってほしい」と願われ、目下「なりたい自分」を求めて生存中。
エグザイル / ウロボロス
“変異因子”。「0からやり直したい」というササメの願望を反映したロット。
環境刺激を受けて不可逆に変異(進化)するという性質を持ち、無垢な少女態から状況次第で様々な姿へと移り変わっていく。
現在は兵器として運用される道を辿り、性格は随分傷ついたものへと変わってしまった。
捕食対象は常に移りゆくため、捕食は最も他者汚染(他者を捕食することで記憶・人格に影響が生じてしまう)の少ない血液摂取で行っているが、それでも存在変遷は止められず、”オートエモーション”の処方を受けることで変化した自分を強制的に「元の状態に近い地点」へと戻してもらっている。
日課は音声記録を取り、イヤホンで聞き返すこと。
環境との接触を最小限にするため、手首までを隠す大きめの衣服、フード付きコートを着用して全身を保護している。
“糧食因子”。全ての飢餓を持つバイサズに取っての最高の果実となり得る。
αを呼び寄せる目的で放たれたが、目論見は外れ放棄され、UGNが保護する。
“供給因子”。レルに類似する。変身することで冬虫夏草のように背中に樹が生じる。
樹に成った果実───切り離された肉体は人工バイサズ人肉として餌になる。
モルフェウス / エグザイル
“過剰因子”。直接戦闘能力を持たされた数少ないロット。
己の因子を含む槍を高速同時生成し弾丸として用いる。
生成した槍は、命中した対象を過剰成長、暴走させることで破壊する能力を持つ。
彼女の錬成したものはそれ自体時間経過で変化する特性を持ち、崩壊も早い。
メイカーズセルの戦力“シスターズ”リーダー。
ベリーショートの髪に、自分の型となってくれるようなぴったりした服装。
目論み通りの高スペックを備えた数少ない「成功例」だが、そのために因子を通して多くの姉妹たちの苦しみを感知してしまう。
シリーズの行く末を憂えており、「βの因子」を持つ姉妹達を捕食・統合し、「βの総意」をもって皆諸共に死滅することを微かな希望の糸としている。
“防護因子”。装着者を守る防御的な装甲を形成し、装着者を防護する。
“迎撃因子”。攻撃能力を与える鎧に変化し、装着者に力を与える。
赤髪ショート、皮肉屋無口だが根は姉妹思い。顔はセルシウスと瓜二つで肌色も同じ。
仮想空間ではメイルにも姉面の皮を被りつつ世話を焼いていた。
“開発因子”。装着者を用途に耐えうる存在へと改造し、力を与える。
なお侵食は装着者に主に向かい、装着者は基本的にジャームと化す。装着者乗り換え鎧
ある時から”アークスティール”が相棒となる。
黒髪ウェーブに鎧姉二人の髪色のメッシュが淡く入っている。
“母胎因子”。元はβの因子を培養するための容器だったもの。
機能の破損から記憶を消され処分されかかるが、捕食を通して一定区域を完成に向かわせるという実験のため現在は利用されている。
“奉納因子”。己の血液を用い、専用の武器を生成する。
褐色巨乳でお腹の部分の大きく開いた服装。主に使用者がそのハラワタに手を突っ込んで武器を生成する都合。とはいえ本人も「刺激的でいいだろう?」と言っており割と気に入っている様子。
因子を持つ者の運命はなんとなく察しており、いつか大きな力によって自分が殺されるだろうことも分かっている。そのため将来の事は考えず今を享楽的に生きる事にしている。
部屋が物に囲まれていることが好きで、部屋はごちゃっとしているが本人にはわかる法則性があるらしい。
これはどうしても"本人が見たことのあるもの"をベースとして武器が生成される事が多いのでなるべく多種多様な物を身の回りに配置しようという彼女なりの自らの能力への向き合い方である。
しかしそういう真面目な話は自分のキャラに合わないと思って黙っているので、しょっちゅう”オーバースピアー”に部屋を片付けろと怒られる。
「いやちゃんと何がどこにあるかは把握してるって。……8割くらいは。」
「全くバアさんは人遣いが荒いんだから。で、どんなのがお好みだい?まぁワタシにもアンタにも選べないんだけどな。」
「運命はどーしよもねんだわ。要はそれまでどんだけ楽しいかでしょ。」
ビジュアルはクロエ・フォン・アインツベルン。背は低い。
"色々な形の物"が見たいから色んなところうろつく
ソラリス / オルクス
“苦楽因子”。感情を操作する物質を精製し、拷問から安楽死までを担当する。
色白巨乳でダボダボのセーター
対象の脳内に化学物質を生成することで感情を操る。
戦闘では、慈愛による戦闘意欲の低下、怒りによる判断力の低下などを主な手法とする。
感情がいくらでも操れる事がわかってしまっているため本人の感情は冷え切っており、何事にも最初から諦めたような態度で臨む。
「どうせ脳内物質には逆らえないわよ。」
「無駄なのよ。私もあなたも。」
「それで、私を愉しませることはできるの?」
サラマンダー / サラマンダー
“生殺因子”。Ωルートで登場する「13種目のロット」、第13ロットの内の一体にして中心存在。
第13ロットとは、“外殻領域”───融合過程にあるβ-ササメ-αの本体部分を庇護する盾領域、それを三点より支持し強化する、防衛器官の外部端末である。
三体で一つの同位体であり、どれかが倒されれば他の2体にも影響が及ぶ代わり、1体でも生き残っていれば時間をおいて復活する。
彼女らを倒さない限り、領域の欠陥地点、ササメの無意識が設けた開口部、鉄の大扉は開かない。
ササメの無意識に沈殿するお伽話の記憶が素地として使われており、皆何らか歪んだ解釈に基づくプリンセスのモチーフが基軸を成している。
“灰被り”は魔法が存在しなかった世界で被食者として一生を終えたシンデレラ、死の踊り子。
「人間理性に基づく死」の内、基礎となる“希死の波”を司っている。
能力は“永眠/鏖滅”。対象を構成する細胞の一つ一つに衝動判定を行わせ、敗北した場合前者ならば昏睡凍結、後者ならば炎上炭化させる。歩くザラキ。
13ロットは全て表裏の二面性を持つが、己の存在自体が大きく反転するのはこの個体のみ。
“永眠”状態においては、この個体は“魔法”を身に纏っている。
氷で形作られた硝子の靴を身に纏い、近づくほどに強烈になる昏睡の誘惑を周囲に放つ。
それが崩されると、本来の姿、虐げられた生の終わりにおいて、自己を含む全てを灰に帰した本質態───灰被りの姿へと変貌する。
この際周囲一帯は炎に包まれ、襲い来る死の波に屈した者から灰となる、鏖殺の焦熱領域が展開される(Eロイス《殺刃圏》+《殺戮衝動》)。
機動力も大きく上昇し、明確な殺意を持って範囲内の全てに攻撃を仕掛けるようになる。
バロール / ウロボロス / エンジェルハイロウ
“慈愛因子”。Ωルートで登場する第13ロットの一体。
“贈死の情”───弱者に対する歪んだ共感の念、倫理の念を司っている。
弱者への愛を持ち、以て慈悲を与えんとする、一方的で自己陶酔的な死神姫。
壊れた精神感応能力により、対象が持つ絶望を影の中に光景として視認できる。
能力は“寧死贈与”。老者、病者、その他全ての弱者に苦しみのない死を配付する。
その反動として身体に非常な痛みが生じるが、それを快楽に変換できるマゾヒストであり、慈悲の名に基づいて己の欲望を充足する無垢にして利己的な配死の怪物。
白い輝きに包まれた、彼女が“ツバメさん”と呼ぶ存在たちを伴って行動しており、その接触により配死がもたらされる。
追い込まれると暴走状態となり、彼女が能力により失い、そして得ていたものが明らかになる。
苦痛が積み上げた傷跡……空洞には絢爛の宝飾が光を放ち、正体を現した“ツバメ”───影を纏う鴉は空を覆うほどの数となり獲物に群がる。
対弱者に特化した存在であり、三体の中では比較的対処がしやすいが、どの程度を「弱者」と見なすかには幅があり、戦闘で傷を負うほど即死確率が上昇する。
具体的には範囲デバフの塊。何れかの判定で振ることの出来るダイスの数が0個になるか、一定以上のデバフが付与されるとHPをゼロにするEロイスを常時発動している。
(ゲーム処理上は、被害者数が一定を超えることによっても実質的な敗北が確定する)
倒すための正解は「贈与≒無限ドレイン」の回路を潰し(被害者を救い)、本人を誰にも奉仕が出来ない隔離状態へと落とし込むこと。
彼女との戦闘はギミック式のFS判定となる。
ピンク髪のツインテールに丸いぱっちりした黄色の瞳、肌は白く服装は漆黒のフリル付きロングパーカーに黒と白のフリルスカート
ブラム=ストーカー / オルクス / ハヌマーン
“終止因子”。Ωルートで登場する第13ロットの一体。
“敗屈の理”───挫折を歪んだ形で受け止める理性を司っている。
王子を刺し殺しながらもその事実に耐えきれなかった人魚姫。
自らのエフェクトで作り出した従者、偽の王子を伴い、血滴の浮かぶ領域内を自在に泳ぎ回り、海にありと謳われたその美声でもって、内部全体に木霊する破滅の歌声を響かせる。
能力は“幻想廃滅“。対象の持つ希望、ひいては欲望を暴走させ、能力制御に悪影響を与える。
対象とされたものは、己がロイスを喪失し、無惨に敗死する強力な幻影に襲われる。
強力なバッドステータスとして作用するこの特殊状態異常付与は、相対する者が持つ現実のロイスの喪失───つまり、ジャーム化を促進する。
この効果は人間に対しても適用され、つまり領域内で彼女の歌声を聞く者は悉く怪物と成り果てる。
幸福の姫君とは別の意味で対するものを破滅に導く、悲恋に内在し同時に逃避し続ける矛盾存在者。
普段は自らの作った王子と恋人のように過ごし、戦闘の時も王子のサポートのみを行う。
戦う時でさえ王子がいるかぎり逃避を続け、彼が消えて初めて本性が現れ歌声は殺意に満ちる。
従者の王子は彼女の欲望を反映して不死であり、「彼女を守る存在」として盾になり続ける。
攻略方法は、領域に横溢する「完璧な人魚姫の物語」を打ち消すこと。
領域において、「人魚姫の物語」は矛盾を呑み込みながら完璧なものとして成立している。
それが「理想」ではないことを告げる要素の投入が、状況を打開する手立てとなる。
例えば、歌声。領域を満たす声を判定において上回り、別の物語を打ち立てることで、王子の不死身性を失わせ、通常の従者として撃破可能な状態を作り出し、人魚姫と相対する。
この場合、彼女に匹敵する歌を編める存在が必要となる。
キャラクターシート:http://urx.red/WWiS
本名不詳 / 50代 / 女 / オーヴァード / FHセルリーダー
ブラム=ストーカー / バロール
トリガーは”清めの神酒に自らの血を混ぜて飲む”
赤黒く変色した顔に1枚の布をかけて隠したような状態。肩からは追加の腕が1対生え、その両手には杖と鏡を持つ。周囲には重力場が現出し、触れようとするものを拒む。
切除型。コウモリの鳴き声が周囲に響くと同時に勢いよくボウルから水が溢れる音が地面から聞こえる。
捕食対象は"神聖なるもの"
洋の東西は問わない。仏教からキリスト教、果てはゾロアスター教や離島の土着宗教まで、何らかの宗教体制で神聖とされていることを本人が認識できればよい。
最も美味なのは巫女の髪だが憎しみが勝ってしまい頭部を丸ごと捕食してしまう。
元々は巫女の家系であったが代々受け継がれるという神秘の力が宿っていないという理由で家から絶縁される。その後は水商売、ヤクザの愛人、裏社会の情報屋と闇における才能を発揮して生き延びた。その後、ある人物にケダモノの因子を植え付けられオーヴァードとして覚醒する。それによってさらに頭角を表し、遂には自らの組織を作り上げた。
現在50代であるが、その苦労のためか背は縮み皺だらけとなり老婆のような外見となっている。
性格は慎重にして狡猾。長年の裏社会の経験から対人交渉力は非常に高い。そのネットワークを生かし、様々な物を調達しており、自分や部下の捕食対象には困らない。
自らを捨てた家に対する恨みは30年経っても消えることはなく、神にまつわる話は腹心の部下でも恐ろしくて口に出すことはない。
23歳 / 女性 / オーヴァード / FHセルリーダー
ブラム=ストーカー / ウロボロス
"人間の血を飲む"ことで変身する。"オーヴァードのものが含まれている必要がある"が、全量である必要はない。自分のものは不可。
全身変容型。ゲル状の紅い肉体を生成する。鎧のような外殻に包まれるも、動くたびに肉体の一部が剥がれるように飛散、順次再生する。
外殻部には変身時によって異なる装飾が発生する。血の性質、特に含まれているオーヴァードのものによって変化すると本人は考えている。
半癒着型。生成された外殻より、ビニール袋が内側から破れるような音。小さく声のようなものを聞いたという者もいる。
飲食物全般。特に手間暇をかけて作られた物のほうがより効率的であり、大量生産のものよりも個人に向けた品物のほうが効率が高い。
人間の場合、特に臓器などを好む。ある程度衝動が満たされている場合、拠点に持ち帰り調理を施すこともある。
一方、人間の血は衝動を高めるトリガーともなっているため、捕食対象ではあるものの暴走を留める面からは逆効果である。
「いらっしゃいませ。今日はどちらのメニューになさいますか?」
黒髪、ロングヘアーの女性。髪につけた大きな白い花飾りがトレードマーク。
見た目に反して食べることが好きで、まかないでバイトを決めるタイプだった。趣味としても料理をする。
一方で、捕食の性質上食事から栄養素を摂取できないため市販の栄養剤を常備している。
バイトの最中にバイサズオーヴァードの戦闘に巻き込まれ、激しい戦闘の中覚醒した。
現在はその際の流れからFHに所属しており、変身に必要な人間の血液を集めつつ料理店を開いている。
料理の値段はピンキリだが、特に裏メニューとして特別高額なメニューも多数用意されている。
裏メニューの内容は、人間の血液や肉など、バイサズオーヴァードにとっての捕食対象。それを丁寧に調理して提供している。それゆえ、捕食対象に困った者が顔を出すが、それだけでなく少しでも日常であるかのような感覚を求める者など様々なバイサズオーヴァードが訪れており、経済的にはそれなりに恵まれている。セルとして独立しているのもそのためで、多少の金銭と引き換えに自由な立場を手に入れた。
UGNとの明確な敵対は行っていないが、時折食糧および食材の仕入れのために人間を襲うほか、他のFHセルやマスターレイスの要求に従い姿を現すこともある。