作者一覧

おろち
セルシウス / 『鉄の絆』 / Zone of Aroma / 天園 晴人 / 「食人鬼」
シルフィ / 有栖川 時雨
yuyuge
近江 有 / 永山 栄 / 天野美津 / 石間誠司 / 「太郎SS」
サンプルキャラクター(深海 ゆの / 安芸 祐司 / 鏡宮 ミヤコ)
氷室 一希 / 狩野 / “アークスティール”
かおりな
死体 / 正義マン / 友氏 生二 / マザー・オブ・オール
フォーゴットン / 一川 誉 / 八田 修司 / SHIN / 渦目
「IQ200のゴキブリ」 / 「最終決戦」 / 「IFの行き着く先」
多部等 レル / トマス・ゴールドマン / 二重 弖寅
片山 重雄 / ブタd0ivo / M.O.B.
前島 一之進 / 高木 明 / 秋田 良介 / 甘 奉維
ジェバン=ステファン・ニールセン
ルナリア
夜星 百合
メルカトル
音尾由良 空 / 入椅子 玲子 / 「異常たちの戦争」
ジャッコ
降旗 佳人
Stiria
太郎 / 鷺崎 朱茜 / 東昇 蒼空 / 西隅 和葉
Ghost
殺意
三隅 柊吾 / 三隅 柊吾 -another- / 志賀 玲衣奈
「消えない影」 / 「八三給餌SS」
上郷 直也 / 須磨 葵
”666” / 狩野 柊吾 / 明瀬 清花 / ”Tri”
藤巻 順 / 遠野 伊緒 / 高槻 優也 / 坂東 充
柴崎 雅美 / 高濱 恭平
八十八 あはと
未和 ささめ / "もういないはずの『キミ』" / 坂波 靜香 / 甘弧 紺
『キミ』 / 未和 ささめ(オーヴァード体) / 毒林檎ノ眠リ姫 / Null Void
"電子制御" / Doppel/アナザア/NoOne
ミワササメ / ささめ(γルート) / Ω(γルート) / アリス
響矢 庵 / 初冬 雪凛
安食 悠
尾上 櫻子 / 柊 侑 / 柊 美鶴 / 朝霧 アサギ / 諏訪部 留右
稲仈 慧 / ミミ / ハザマ / 久瀬 藤也
LIEND
アドルフ・J・ジルバーオープスト / サラ・J・ジルバーオープスト
金剛寺 光長 / 立花 千鳥
ルビア・アルトブルーム / スクルド・アルトブルーム
黄泉川 蔓鬼 / 黄泉川 蛇 / “妖刀の僕” / 阿賀沼 総司
ミール
箱尾 弥一 / 乙梨 小絵 / 鎮野 織音 / 蛇尾川 錆
共作
”羊頭腐肉”

and……

「えー、ひっどーい!私だけないじゃん!ひっどい!」

なにやら、公園のベンチでスマホ片手に女性が憤っている。バックパッカーだろうか?横にかなり大きいバックを置いている。

「こういうのがあるのはさておき?何で私だけ名前ないのさー。そりゃそうなるだろうけど。」
「こっそり私の名前書き込めるかな?……よっしゃいける!やったれやったれ!」

そのままスマホからそこに自らの名前を入れていく

and ”誤妓(ミススクリプト)” 枝折 栞

コメンタリー

銀鮭

太郎原作

「ごすずん。」

太郎

「どこ。」

因子にあてられて覚醒したアニマルオーヴァード。

「ぼく、おなかすいた。」

ご主人を待っている。

「たべたいよ。あの、おいしい、おにく。」

そのおいしいおにくが自らのご主人だったものであると知らず、ずっとずっと、一軒家で待っている。
きっとそのまま待ちぼうけて飢え死に後にジャーム化し、家に入った相手を食い殺す鎧の化け犬になる。


ステータス的には上下環境のキュマノイ新規作成コンスト。
両手剣×2相当の牙+爪で殴りかかってくる。
でもそもそも戦うことを知らない。
しってることは、遊ぶことと食べることだけ。

「もうごすずん、いない?なんで?」
「ごすずんみたいなヒトって、ぼくたちわんこより、ずっとながくいきるんでしょ?」

わからないとでも言いたげに、小首をかしげる。
そうして、餓死するまで待ちぼうけるシーンばかり無為に永遠と続けて2d10ずつどんどん穢れていって、事情を知ってるPL君の心は折れてるけど、知らない太郎君は永遠と待ち続けている。

EX:太郎のPL君

自分の愛犬を軽率に初ダブクロにぶちこんでしまって、しかも堕ちさせてしまった、かわいそうな愛犬家のダブクロ初心者。
太郎くんと同じ世界にはもう一人もいない、彼の唯一の理解者である。

「待ってくれ!?こっちの世界の俺がいたら、太郎がこんなことにはならねぇはずだ!?」
「……あぁ、そうか。こっちの世界の俺は、太郎に喰われちまったんだな。」
「だから、だから、太郎は化け物になっちまったんだ。」
「……うちの、太郎を。休ませてやって、くれないか?」

今回のGMを務める彼の目には、大粒の涙がこぼれていた。

当時GM
作りたいキャラにあったシンドロームを選んでねー。
PL君
うちの太郎は……犬だからキュマイラかな。あと、馬鹿犬だし逆にノイマン。GM。なにかおすすめ構築とかある?
GM
(えっ、素手特化と武器特化で相性酷いんだけど……パワーアーム!これだ!)
GM
えーと、こんな感じかな。両手剣一本しかないから頑張ってもーいっぽん買ってね。
PL君
ほむほむ。武器使うの違和感あるし、すごい牙と爪って言い張っていい?
GM
ノイマン全否定!?だ、大丈夫だけど……。
PL君
あんがとGM。きっとノイマンだからちょっとしゃべれるんだろーなー。楽しみだなー。
GM
(いや、アニマルオーヴァードなら非ノイマンでも、ウィズダムアップとかあるけど……初心者にはわかりにくいだけだし、まぁいっか。)

PL君
二倍、ぶり……足りない……。
GM
……経験値諦めれば、もっと振れるよ。
PL君
経験値なんて要らねぇ!?太郎が、太郎が帰ってきてくれれば、それで、いいんだ!?
GM
……君の叫びは、受け取った。振ると良い。
コン、コッ、コロロ…。
GM
……太郎くんは、残念ながら、ジャーム化してしまいました。

かおりな

死体
世界観よくわからんしネタ1枚投げて傍観しようとした時のキャラシ。結局ストーリーになんら絡めなかった死に損の人
正義マン
未来日記より平坂黄泉のオマージュ
原作の目が悪い設定のオマージュで耳が悪い設定にして「リアルに人の話を聞いていない」って言おうとしたけどめんどくなってやめた
初期に割と語ったのでその辺掘り起こしたら情報出てくるはず
友氏 生二
「食人衝動と来たら恋人食うのは王道でしょ!」で作った。
元ネタはされ竜のレメディウスだっな。
初期設定ですら原作に比べたら生易しい設定だったのに、日中にyuyugeさんと話詰めてたせいでどんどん光に寄っていっていまいち動かしづらくなるという悲劇が起きる。本当はもっとゲロ闇の住人にしたかったような気がする。
世界観の主人公は近江だけど今回の話は友氏が主人公格という位置づけ。
原作キャラはこの10倍くらい闇なのでみんな「されど罪人は竜と踊る」読んで
マザー・オブ・オール
彼岸島の邪鬼でこんなのおったやろ(2回目)
TRICKのビッグマザーにも影響受けた。
2面ボスというか物語の中核ではないけど強い敵みたいな感じで作った。
胎内を外側に展開するというのが好きポイント。っていうかそれに合わせて他の項目作った。
フォーゴットン
なんか「忘れられし者」ってかっこよくね?で作った。
陸上引退は涼風かな、あれ怪我じゃないけど。能力は完全に影牢主人公。
こいつにクスリやったバイサズって誰やねん。
一応三隅がいる組織の門番やってることになってる。それくらいしか他者と関われなさそうだったので
一川 誉
ただただ永山への嫌がらせで作ったらこいつがまぁよく動くこと。
元ネタはめだかボックスか?わからん。でも途中からヘルシングが混ざってきたのは確か。セリフ回しはARMSからかも。
渦目
最終締切前で老婆枠が空いてたので誰か一人くらい老婆出すやろってノリで謎の老婆含んだSSを書いたものの、いやこれ誰もおらんかったら悲しいなと思って自分ででっち上げた
最初ソロジャームだったけど組織もたせたいしロイスもやりたいからこうなった
ビジュアルの元ネタあるけどなんの作品か思い出せない……
八田修司
三隅絶対殺すマンとして書き始める
とはいえ同僚や上司では相手にされないだろうことは分かるので、あえてどう考えても三隅より弱い一般人の設定
あとはもう一般人をFHに所属させるための過去とスペックで固めただけ
三隅が「いつでも殺せるのに何故か殺さない」枠狙いなのでそこは成功してるぽい?
SHIN
「FRAGILE〜さよなら月の廃墟〜」からラスボス、シンのオマージュ
いやこんなキャラシ見てないでマジで原作やってって感じの気持ちが強い
このゲームエモトラップ廃墟だから!
完全なコミニュケーション、実験による恋人の死、思念体として復活、あたりはもろパクリ
能力はジョジョ四部からチリペッパー、レネビにするにあたって遺物からってのと100%シンからできているわけではない、の設定を取るために本体を雷にしたら自動でそうなった
最終SSの話
『キミ』の話を拾ってきたのはastさんを殺すため(またか)
最後友氏に食われたのは食人の話だから食人出終わるのがきれいかなってのと、バトって倒すシーンが上手くかけないため
二人とも恋人を殺した過去があるのは全くの偶然で、最終SS書きながら「これ使わない手はねえ!」って思って流れが決まった
それ思い付くまでは近江主人公でどう決着つけるか悩んでた
「お前の中で生きる」は本気で思ってて、今後なんか精神の内部存在として力貸してくれると楽しいね
この辺りは原作と全然違うので原作のゲームもやってくれよな!!!もう10年前のwiiのゲームだけど!!!

おろち

セルシウス
そういやゲームで「融合」って使ったことなかったな、という所が発端。
アーマーになるアイデアはどこから生まれたんだっけ、、まだ当時ジオウはやってなかったはず。
でもどこかでキカイダーの変身を見て、「全部裏返して開こう。そしたら中空洞だから着込める…?」みたいに。
意図してなかったけど、Wっぽい感じにもなった。エクストリーム変身。
あとはまあ、本人の個性は薄めにして組み合わせありきのデザインに。
『鉄の絆』
原作に救いがない、ということなので、原作の残り具合がアレだけどとにかく陽にした。
飼い主が死んでたらそれだけで影が差すから飼い主もセットで。名前については遊び心☆
金魚 良圭 → 金 魚 良 圭 → 金 良 魚 圭 → 銀鮭
Zone of Aroma
あまり深い意図はなかったけど、そういやまだ「根幹」や「発生源」的なものなかったなあ、というところから急増。
感染拡大シナリオのお供に。
食人鬼
後述の天園が浮かんでから、「とりあえず時間差で、まずはやべーやつの気配を漂わせるか」という目論見。
複数場面でちらちらと設定をちらつかせたりする試み。
天園晴人
最初「100%光のキャラを作ってみようかな」とか考えてた時に「……そういや、問答無用で殴れる100%純粋クズ野郎ってまだ出来てない…?」となったところから生まれた。
誰でもスッキリ殴れるド外道だよ!!犯行を考えているうちにキャラも濃くなってきた。

八十八 あはと

ささめちゃん
テーマ「闇深系ヒロイン」、ダブクロらしいヒロインと捕食衝動に対しての虚無による自殺願望に近いものを持たせてみました、選択で困らせる、そういうのを核にして
そしたらああなったので火がついてしまった、この子1人目にしてなかったら多分キャラシ枚数半分くらいになってたと思う…(
名前の由来はテーマの一つとして食われるもの、なら愛玩系動物から取ろうと羊→未、下の名前は儚げなものから取ろうかなと思ってささめにしました
靜香
非バイサズながらもかなり密接に関わって胃痛を覚えてほしい枠としてデザイン、カウンターレネゲイド+ウロボロスのひらめきは僥倖だった、一気に関わり方がひらめいた、ちなみに対バイサズ弾は書きながら閃いたもの、ちょっと書き方がだから雑
作りすぎて血が足りなくて貧血になってほしいというのをふと思って追記に書き込んで、そして見た目を求められたので書き足しました、指ぬきグローブいいよね、指輪に関してはなんとなくです本当、けどフックになれることがあるっていいよねと、もしかしたら昔誓い合ったような仲の人がいたのかもしれないくらいにはなるかなーって
触れてなかったけど実は割と両利き設定がある
FHもUGNもいるけど何か足りませんね?そう、ゼノスです
キャラデザが浮かんだのは二番目、文字に起こすのが面倒だったのと実際にキャラシにする作業に手間取っただけです
この子は古代種のレネビというデザインから全てが始まりました
ゼノスとしてのデータもほぼ同時に、そして古代種との接触実験とデータ取りエトセトラも同じくらいにひらめいたのです
この子に関しても時間差攻撃投げつけました、キャラシにしたのは気まぐれだけど一枚やりたかったから、ね、だってダブクロキャラシ書く企画だったからさ(
…FH作る前にゼノス作るとか我ながらひねくれてるなー
『キミ』
ふとしたときにDロイス転生者を思い出した瞬間プロットが完成したSS部分、そしてそこから何が似合うかなぁとデザインしたキャラシ部分、どちらもいい感じに仕上がってます
テーマデザインは蘇り+天使、とはいえこの子は大切な人本人ではなく記憶を引き継いだ別人です、人間を形作るものはなんなのかという哲学の話をするのはやぶさかではありませんけれど
エンジェルハイロウは文字通り天使のイメージ、モルフェウスは大切なものを持つ理由にしたいなと、ちょうどあんまりいなかったし
モルフェウスの武器と捕食対象と大切なロイスの結晶を同じものにするのは我ながらあまりに悪質、それ故にとてもいい感じ
本体はSSであくまでキャラシはネタバラシの趣が強いですちなみに、真相を公開した、それだけ、初めから何かわかっちゃってたら楽しくないじゃない、だからわざと先にSSだけ公開してもらいました、色々突き刺さって大満足です
オーヴァードささめ
あえてとてもヒーローっぽくしてみました、デザインイメージは眠リ姫のモチーフとした白雪姫に対して被食という願いから解放されたということで赤ずきん、赤ずきんを戦闘モチーフにするならとなって銃使いにしてみました、でもイギリスの妖精のレッドキャップのイメージもなくはないよ、だから帽子にしたのです、現代風にする上でアイデアの参考にした感じな
ソラリスはささめの基本エフェクト、どちらの運命でも目覚める病院少女です
眠リ姫
だってー!看取るルートで誑かされるとか言われたら書くしかないじゃないですかー!
実はオーヴァードささめよりも先にデザインは済んでました、仕事しながら考えた結果がこれです、なんで白雪姫なのかというと王子様を求めるというデザインとソラリスの植物関連のデータも毒林檎のため流用できるなぁって点です
髪型を変えた理由?だって眠り姫には長い髪の方が似合うじゃない、わりかし意図的です、変わり果てた感があっていいよね、みんなの前でもう戻れないほどの変質してほしい
追記:とかいってたら初動で当てられたからガッツリ書き直すよね、安直すぎた匂いはしてましたし、その結果がアレですよ、ふとした思いつきでペルソナ要素足したら完璧になった、捕食者というテーマにもなったし、でもあとで気がついたけどこれアマゾンズじゃなくてエグゼイドだね?
Null Void
純粋なる災害、敵意の塊、作者としてトップクラスに悪意を込めたのはこの人です
今までがシナリオ性に沿って作るのメインにしてたので今回は抑えつつ濃いキャラを作りました、ちなみに今回の私のキャラシで1番強いのは多分これです
というかデータの謎さが多いところとか語りたいことは大体yuyugeさんが見抜いてくれたので語ることが少ない…(
"電子制御"
テーマ:なんか誰かのライバルになれそうなの作りたい
てなわけで作りました(即断即決)
ただしあえてサンプルのゆのちゃんにぶつかってほしい人から、まぁこのテーマこの人だけなのだけど
見た目は本気で殺意さんが描いたやつで完璧です(
いや、流石に公開前なのに触れざるを得ないです、あそこまで完璧だと
噂を食う、なかなかにいいテーマだと思うし秘匿を台無しにしかない危険性を持たせるのにも成功したいい感じのキャラになりました、NPCとして出てきてそのしばらくあとに暗躍シーンでFHとして判明してほしいという感情
Doppel
テーマ:いつの間にか日常を侵食してきている系オーヴァード
電子制御にも持たせたテーマですけどその発展ですね、サスペンスみたいなことをさせるための
知り合いがいつのまにか敵にすり替わっている、その恐ろしさと言ったらダブクロにおいては最上クラス、戦闘力は下げたけど存在感も恐怖も強い、えげつなく仕上げられたなぁって思ってます
"想像してみよう、あなたのその隣にいる親友も、もしかしたらこいつに成り代わられているかもしれない"
こんな感じの言葉が降ってきてました、作りつつも
実際にそんな目にあったらまず間違いなく持ってたその人へのロイス、タイタス化は間違いない、なんなら疑心暗鬼にする効果まで極限まで高いの、いい感じ
総じて
時間差攻撃楽しかったです、セルフ愉悦席、気がついた瞬間人は死ぬのじゃ、明かされた瞬間気がつかなかった人も死ぬのじゃ、言いたいという心を抑えるのはもどかしいけどその価値のある楽しい殺戮でした
ここでなのですが全体テーマとして実はもう一つあって、今回意図的にPC特化キャラ作ってないんですよね、強いていうならFH組のみ、残りは基本よくてPCにも使える、もしくはNPC特化に絞って作りました、シナリオを書くためのキャラとも
ささめちゃんなんか初めは1話ヒロイン程度かなーだったのに最終的にはメインNPCでシナリオかける次元になりましたし、語ってもらえるって怖いね

yuyuge

近江 有
元々は永山さんに次ぐ思いつき。
主人公枠遠慮して誰も作ってこないんじゃないかという発想の元投稿。
その後本当に作られなかったのもあって石間を出してます。
全然似てないんですけど『亜人』の主人公みたいな根が人間じゃないみたいな所少しあったように後から思います。
なお使うかどうか迷った裏設定があって、実は???が死んだ近江有をコピーして生んだバイサズで、飢餓は自分のオリジンだというものがありました。
物語を紡いでいく中で自分自身が出来ていくことが飢餓を埋める、みたいなものを考えていました。
後から『キミ』なんかが出てきたところを踏まえると、これは破棄してもいいかな、とも思う今。
永山さんを意図的に使うので忙しく掘り下げる暇があまりなかったのが自分的に残念なキャラ。
変身後のフォルムはアーマードミュウツーをなんとなく意識してます。
天園さんとバトルしたり、暴走したらいきなり強くなって三隅さんにウザがられたりしたい。
永山 栄
かおりなさんご指摘の通り、チームという枠が出来れば少しいいかなと思い配置したキャラ。
最初に思いついたのは彼でした。CVイメージは加瀬康之をもう少し嗄れさせた感じ。
捕食の仕方が喫煙なのは思いつきだったんですが格好決まるなあてんで自分でも気に入ってます。
思ったより好きなキャラになれたのが自キャラの割に語りやすかった理由か。
一川さんが出てきたんで濃さが上がったのもポイント。
本当は皆と仲のいいロイス取りたかったよー!心のガードも破られたかったよー!
と思いつつ仮構図が出来るよう戦略的にロイスを取っていきました。
天野 美津
一番気に入ってるのは名前かもしれない。あとしなだれる黒髪。
UGNチルドレンという概念がいるのも推しておきたくて作ったキャラ。
すげー嫌だなとは思いつつも最悪ロイスの自作自演も出来るとの見立ても込みで投下。
とはいえ出来上がった今では大分気に入ってます。
自分の中のある種の幼児性と戦う人恋しいハリネズミ。可愛がってもらえたらなーと思ってました。
天セル推しなんですけどそれすると三セルが成り立たなくなりそうなんで二律背反。
女子会はめっちゃしたいです。
あと料理ダメで、好きになった人たちにチョコでもくれてやるかと思って盛大に失敗して欲しいなど思っています。
「カレーのあのどろっとした感じ、何で出来てるのかしら……ガム?」
石間 誠司
殺意さんとの会話で生まれたキャラ、実質競作。
幼馴染みの設定を受けて、三隅に光あれ!との気持ちから作られた。
あと主人公枠気にせずにガンガン作って下さい!の意もあった。
三隅柊吾=359度、真正面以外の全てが見えているために二つのものが欠けた天才。
幼馴染み=足りないその「真正面を見てがむしゃらに」があった凡人。
気付く間もなく終わっていたけれど、それは間違いなく一生を変えるほどの恋だった。
「俺がお前に教えてやる。お前が大切なことを、何一つ分かっちゃいないんだってことを」
どう足掻いても自分に追いつきようがない、雑魚が吐き出す言葉。
見え透いた囮役。挑発だろう反吐の出るような台詞。
それでもその眼差しは、その言葉に何一つ嘘がないことを、託された思惑を越えた真っ直ぐな思いがあることを、はっきりと物語っていた。
「お前がなくしたものを、お前にたたきつけてやれるのは俺だけだ」
だから俺がお前を倒す。埋葬されるべきだったものをお前の空虚に送り込んでやる。
その掌が空を掴む。握りしめられるのは虚ろならず、少年自身の決意。
心臓を打つ。伝えるべき音を、己が全身全霊で走らせるために。
叫ぶ。
「――“変身”!!」
ここで変われ、救われることのなかった運命。
太郎SS
僕は彼を引き取ることはかなわなかった(運営的に無理だった)けれど、気持ちの一つくらいは伝えたいなーと思って書いた代物。
最初の一行が見えたので間の時間で書けたのが僥倖でした。
SSはここさえ見えれば……というタイプなので。
彼も大概ダークヒーローというか、悲しみを背負ったヒーローだけど、格好いいんだぞという推しを表したかった。

Stiria

鷺崎 朱茜
ネタ枠……いや一応シリアス枠か。トキ(AC)なだけで。『剛のキュマイラと柔のエグザイル』なんて言われたら激流を制する静水を作らざるを得ないよなぁ!?(どうしてそうなった)
『一見ネタ枠のキャラをどこまでシリアスにできるのか』という第2回のジャムおじさんと同じコンセプトで作りました。なんだかんだ今回提出のキャラの中で一番気に入っているかもしれない。
東昇 蒼空
TSが性癖なので書きました。とことん女性的な要素を詰め込むことで、彼(女)の傾倒さを表現することを試みた。また、彼女は常に半変身状態で過ごしているため侵食値がかなり増えやすい特徴を持っている設定。そのためジャーム化は必然だった。
西隅 和葉
最終日に東昇さんと対になるキャラを思いついたので書きました。確か思いついてから2時間くらいで書き上げたかな?
また明記はしていませんが、吸血鬼のような特徴が現れているのは衝動と関係があって、『誠実な人間であらねばならない』→『人間でなくなればしなくてもいい』みたいな深層心理があったりします。変身体がヴィランじみているのもその影響。
太郎
銀鮭さんからの養子。どうまとめるかかなり悩んだが、やはり最終的には闇の中に光があるキャラクターにしたかったので、このような形に落ち着いた。

殺意

三隅
わたしのかんがえたさいきょうのメンヘラドクズ。
土台はいいのに上に乗ってるもののせいで台無しな奴が大好きなので、天才肌の美形に思いつく限りのクズヘラ要素(アル中ヤク中ヘヴィスモーカード偏食人肉食自傷癖摂食障害不眠症躁鬱ジェットコースター)を盛り合わせてガワは気に入ってるやつを流用して……とやっていたら何故か明神阿良也が追突してきて髪が伸びた。あーまあこいつ絶対身なりに気を使えるタイプじゃないしな……採用!あっちこっち絡まったり血で固まってたりするといい。
変身後の姿も「いつか使いたいな」と温めていたものです。
トラバサミがすごく好きで、こう、獲物を捕まえるための罠に本来狩る側がかかってるって良くないですか?
イメージとしては「無くしてしまった記憶」の象徴です。鎖を握っているのは死んだ幼馴染の腕。過去に「縛られていると思い込んでいる」もしくは「縛られていたいと望んでいる」、そういう内面の現れをイメージしています、たぶん三隅無自覚だけど。
角は得た力と失った力、バイサズとしての能力と、幼馴染の死とともに失ってしまった希望とか未来とか、自分から一歩踏み出す意志とか、そういうきもち。マントは事故時の血溜まり、生えた腕は巻き込まれてめちゃくちゃになった遺体と伸ばせなかった自分の腕です。
記憶、「無くした」というと語弊がありましたね。あるんですね、本人が認識できなくなっているだけで。
そんな感じなので終始怪物のまま最後はぼろぼろになって惨めに死んでいく予定(妄想)だったと思うんですがゆゆげさんとお話してるうちにものすごい勢いで人間性を獲得しました。アナザーに続く
アナザー三隅
ある程度の理性が戻ったことでクズ度数は上がった気がします。おろちさんに「しょうがない」成分が薄れたって言われてめちゃくちゃ笑った。
オリジナルもアナザーも切るのをサボって髪は伸ばしっぱなしですが、アナザーでは人間性の獲得により「邪魔」という感覚が生まれて結っています。
志賀
表窓でも言いましたがヤバいおくすりを投与されて息も絶え絶えの三隅を見たい、その欲に従って作ったキャラです。
よってマッドサイエンティスト拷問趣味、あと三隅が嫌がりそうな年上の女。結果台詞考えるの超楽しいです。わくわく実験タイムSS、書きたいですね。
天啓からしてソラリスは外せないかと思ったんですが、最初はピュアにするかモルフェウスとのクロスにしてアンリミテッド特殊弾ワークスさせるかで悩んでいました。でもゆゆげさんの「~ディメンジョンゲート(行ったことのある場所にワープ門を開くバロールのエフェクト)を通ってとか~」が舞い戻って来て「あ、これだわ」となったので搭載。
変身トリガと咆哮はFHに襲われた時の追体験。変身形態はまんまネフシュタン……のイメージだったんですけど蛇は複眼じゃなくね???
今気付きました。うわあ……無影灯に目っていうデザインはお気に入り。
消えない影
三隅の幼馴染です。認識できないはずの記憶のフラッシュバック。
石間くんとの戦いの合間に、こういう景色が見えたらいいなあ。でもそれって目の前にいる男に昔の男の影を重ねてそっちを追ってるわけでこいつ超女々しいな?すき(性癖)
SS部分は三隅特攻ですが、後半は色んなキャラに重ねて苦しんで欲しい。
八三
すみません腐った面が出ました。あと八田くんが流し目一発で落ちるお手軽な感じになっちゃってすみません、エロ書いたの初めてだったのではじらいが勝ちました。今思うともっとネチネチしゃぶらせたかったですね。
あと今回の気付きは「遂情」をスイジョウと読むことです、何故かずっとツイジョウだと思ってた。

メルカトル

全体について
元々「名は体を表す」的な表現が大好きなのです
べーゴマホビーバトル主人公なら「駒田回(コマダ マワス)」とかになって欲しい
なので音尾由良 空はネビュラスカイ(星雲)ですし、入椅子玲子はアリスから言葉をもじってます、原型ないけど
少女性の象徴アリスと、女子力を象徴的にした入椅子
トークンという言葉にも象徴、証拠品などの意味があるそうですね
あと、今回(というか前回のレギュレーション含めて)を含めてある程度の人格を有する全う(シナリオファクター的潤滑存在や若干のネタ、などを除いて)なキャラを描写するには私の薄い文章力ではどうしても紙幅を伸ばす他なく、結果的に文章量が多くなればその文章を書ききる集中力も読む側の集中力を維持させる構成力もないだろうなと判断してパーソナリティの要素を薄くしたり(こういった読む優先度を落としやすい括弧書きの要素を入れて目を滑らせやすくするようにしています)
結果的に文体がバキバキ祭りです、肋骨折れた
音尾由良 空(以下ネビュラ)について
コメンタリーに残す必要も無いほどに名前が先行している……
そうだ、ネビュラスカイだ→なんでネビュラスカイなんだ……→そうか、コイツは星なんだ、という過程を経ました
でも逆に言えばそこからは早かったです
分割した個体が個別運動するのは「メギド72」のバエル、または「ダイヤモンドは砕けない」のハーヴェストでしょうか
でも小銭拾って暮らしてるネビュラくんはやだなぁ、いくら住所不定キャラとはいえ
或いは『星』で『ファンネル』なら「金色のガッシュ」のパムーンかもしれない……実際あんな感じの攻撃して欲しい、カーテン作れ
余談ですが咆哮の色界のくだり、実はネビュラはバイサズオーヴァードが発見される遥か昔から地球にいて、その彼の咆哮を見た誰かが当時の宗教に何かしらの影響を与えたからみたいな感じをほんのりと想定していたんですけど
真面目にそのへんを解説すると中身が軒並み民明書房と化すのでやめました、肋骨バキバキどころか話の腰が折れるわ
そもそもバイサズは最近の発症だし……片割れもいるかもしれないし……まぁなんか、結局雰囲気ですよね
あと描写してなかったんですけど、外見は「アイドルマスターシンデレラガールズ」のアナスタシアと「新世紀エヴァンゲリオン」の渚カヲルを混ぜてください、やっぱり石田彰じゃないか
イメージなんですけど序盤中立から敵対したり協力したりして最終的には仲違いするのかなぁくらいに思ってます
無所属→ゼノス→FH→UGN→最終決戦?みたいな?ひでぇフリーランスだ
入椅子 玲子について
ネビュラが思いっきりNPCのつもりで書いたので(というかあんなん制御しきれるわけがない)2キャラ目は思いっきり主人公力高め、PC2の位置を目指しました
入椅子玲子の原型自体はある程度固まっていたので問題は変身や咆哮の方でした
JKの象徴(トークン)にして会話(トーク)の象徴でもあるスマホを使うことまでは決まってたんですけど、結構悩みました
変身アプリを使うとか自撮りのシャッターを切るとかSiriに話しかけるとか逆にスマホを握り潰すとか
「女子力の修行に忙しい華のJKの懐事情は厳しいんだから壊す方向はなしにして欲しいな!」という本音もある
咆哮は、まぁそんな感じで
切除型だしなんとなく伝わるかなって
華のJKは思春期でもあるんですよ
こんな姿あんまり見せたくないなーって、思っちゃうのかも
ちなみに戦闘風景なんですけど、スマホの機能と『オルクス』が融合してるイメージです
スマホをふるふるすると『領域』が地震みたいになったり、スマホをタップすると『領域』に突然ゆるキャラスタンプが落ちてきたりします、痛そう
前述の通りパーソナリティは意図的に薄くしました、PCとしてガチ運用するとしたら過去の設定などはむしろ空けておいた方が後付け設定がはめ込みやすいかなって……手抜きじゃないよホントだよ

延長戦

殺意
共作01について)
早速ですが機内三隅、舞台は成田発マルペンサ行きANAのエアバスA380のA1席です。日伊の直行便はANAかアリタリアらしいんですがアリタリアにファーストクラスはないらしい。
この路線はどうもANAもファーストクラス用意してないみたいなんですが、ある時空ってことでお願いします。
長距離だから4発機やろと思ってたんですけど、今4発って少ないの?777双発だったの今日知った。
ゆゆげさんによる離陸時のクズ三隅が日中青空だったので、時差とか描写の対比とかで着陸は夕暮れに。座席が最前列なのはトイレが近いからです。
かおりな
そういう下調べをちゃんとするのが三隅へのこだわりを感じる。
私なんか「イタリアの直行便てどこつくの?ローマのレオナルド・ダ・ビンチ空港?イタリアの下の方通る?(フライトアプリDL)あー通る通る。じゃあ長靴の踵らへん上空で。後は知らん。(芸術家の名前を冠した空港ってフレーズは後で使おう)」くらいのノリなので描写のリアリティと密度が足りない
殺意
三隅じゃなくても書く時は調べるよう
かおりな
ただのちゃんとした人だった
殺意
設定厨ともいう
yuyuge
僕は三隅の中身にめっちゃ関心があったのでそこに引っ張られていった感じあるなあ。
乗るとこまで書いたのは話の区切りがちょうどそこだったからで、一番描きたかったのは見えない首吊り縄がメンタルだけ絞首刑に処してる三隅でした
本編の更新の方は、今回の推しはこれから本文で書くんですが後先考えてる場合じゃないといって全力で扉破りに来た正義マンです
かおりな
SHIN編について)
これは何度でも言うがそもそも友氏は「中盤くらいで見せ場作って死ぬ脇役」として動かすつもりだったのに誰かさんがどーしてもどーーーしても生かしたいというので色んなものを上方修正して出来上がったキャラでした。
この時点でもまだ脇役だったんだけど、誰キャラの終盤で???そのものを作ってもいいとか言うから「これゆーて誰も作らんだろうからその枠頂き!」という事で脳内メモリの一番好きなラスボスから引っ張ってきてshinが生まれたわけで。
そこからさらにラスボス作ったからには死んでもらわなにゃいかんということでラストシーンのSS書いたんだけど、何の因果か友氏がボスの境遇に一番近かったがためにとどめを刺す役割をもらってしまって。
「人食いの話だしラスボス食わすかー」ってしたらなんか主人公みを帯びてしまったというのが事の始まり。
そこからなんやかんやあって本筋のαβルートが立ち上がったりするわけですが、その際shinを組み込むスペースがなくて世界から漏れちゃったわけですよね。
だったら前日譚ってことで話作ってしまえというのが書き始めた理由で、とりあえず話の頭からお尻まで出来上がれば中はまぁなんでもいいやくらいのつもりだったんですね。
決まってたのは旧永山隊に所属する友氏が主人公、ラスボスshin、中ボス兼話かき回し役一川、ラスボスを倒すキーパーソンとしてAI。
AIはノリででっちあげていたshinの過去を知る存在だったのでせっかくだから話に組み込むことに。
話の細かいとこもう覚えてないけど、コミニュケーションをテーマに据えるのが決定事項な以上とりあえず作戦成功してるけどコミュがうまくいってないチームの現状ってとこからスタートして、何か色々やってくうちに分からないけど分かるみたいな感じでまとまっていくのがいいかなって思った。そこの描写そんなにあれだけど。
逆に敵側は言葉はなくとも完璧な連携でそれに苦戦という対比をしたかった、気がする。
一川は画面に出すと勝手に動くので動いたのを書いた。あんまりいるとUGNのメンタルをごきゃごきゃにしそうなので適当なところで帰ってもらった。
AIの話は一から考えなきゃだし会話のないシーンだし死に方の想定と矛盾しないようにしないといけないしで疲れた。その結果設定の自然さが低い。
後半まで来るとやりたい筋はあるんだけどそれの理由付けにごちゃごちゃ弄くってた感じ。
初回戦闘→撤退→電気供給と本体との二正面作戦に一川がイヤな感じで絡む、というのは決まっててもそれぞれの繋ぎを考えるのがしんどくて決まったオチに走っていくつらみを感じる。
電気の敵だしレッドホットチリペッパーの死に方を使う気はあったし、そこから逆算してAIのなんやらかんやらが決まってる。
友氏が食って終わるのは気に入ってたし文の流用もできるのでそこは固定のオチであとはなんとか隙間埋めてく作業。
本当はエフェクト使った戦闘描写もっと入れるつもりだったけどいちいちるるぶ開くの面倒だったのでなんかそのへんはふわっとした仕上がりに。
そして書き終わるまで気づかなかったんだけど、この話「キャラシ読んでる前提」なんだよね。多分小説として読むとダブクロ知ってる人でもなんのこっちゃってなりそう。
エピローグはベタに生き残った人のその後の動き+新編のキャラチラ見せ
yuyuge
共作02について)
読みやすさが……ある……とても……ある……。
これはあれですね、タイプすごい近い補正が効いてるのありますね。そのまま推しポイントに転じる類の、好き好みの芸術点。というか、大体僕がやりたいこと代わりに達成してるんじゃないか?というレベルで真ん中に入る文体だぞう。
基本的には僕は主催視点で推してる(weakの有無は脇に置いて推しの話をしている)んですけど、これはちょっと言及せざるを得ないレベルなんだなあ。これで映像が脳内にあってぐるぐる回しながら書いてるわけですよね?僕の上位互換じゃん?
なんかスタイル近すぎて素のすこみたいの漏れちゃったんですけど、普通に推すと、芸術点のポイントがすごい高いですね。殺意さんは絵も描くから説明がしやすい。
元旦絵みたいな厚塗りを仮称殺意塗りと略しますが、あれも空気感、前後の文脈がどういう絵柄と世界観で展開されてきたか、が、物理法則の上から載っけた空気感レイヤーみたいなものの力で表されている。
この文も、全体で空気感レイヤーを中身に被せようとしてきてる感じですね。ガンガンに地の文タイプだ。確固として自分が出したい空気が見えてるんだろうなあ
近いタイプだから細かいところ掘り下げられるんですが、長くならないよう入りのところだけ踏み込んでバラし推しをすると、
・光源無し薄暗闇⇒どこと光の在処がわかるわけではないけれど視覚が機能するくらいの陰影を持つ空間
・音、降り積もるように⇒埃、の暗喩。停滞、無気配、無人、無出入り、の空気が付け加わる
・気まぐれ⇒規則物の不規則配列。時計が複数あり、それぞれの時を刻んでいる絵がすっと出てくる
・その時計の象徴的意味の解説⇒この部屋には時間がない、というより壊れていて意味をなさない
こういう細かい意味の濃縮、シンボルや暗喩等の利用と、そもそも「表したい細かい意味であるところの空気感を脳内絵に見出していること」が見てとれる。技術、観点、共に芸術点ポイントです。トリプルアクセルッ(実況中のアナウンサー的語尾切り)
空気作りとして使われる時計が、最初に音を刻む擬音から入るのもファーストインパクトで加点ですね。推理小説なんかで聞くラストストローク(だっけ?最後の一行のどんでん返しの衝撃一文のことを指す)の逆。一行目からの1ノーツで、自分が見せたい空気の中に読者を引っ張る。時計音、という、空気を描写するのに使いたいものの核の部分をスッと推して刺しに来ている。
あとの大きなゴォンも、ちっちから入ってるから更に聞いてくるんですね。音声映画の演出の方法をそのまま使いつつ、空気の象徴として導入に使った時計を全体に通底させてく(テーマが通底する)方向性を感じてよき。
で、次です。シーン描写でぐるっと回るカメラが、音響探査式に室内の様子を掘り下げる。
ここからが僕には真似出来ない映像式の真骨頂かな。絵画・彫像・甲冑・剥製……一言で言っちゃえばそれまでですが、映画のセットの事を思い出します。
黒沢清『CURE』で、カットにして全編の内の数分しか出て来ない、重要参考人の異様な室内のセットがあるんですが、これさっと「ヤバい人の部屋ですよー」「ここで気が狂っていったんですよー」みたいなニュアンスを示す数分のためだけにどれだけ時間をかけてオブジェクトを集めて、加工して、配置して、生活感出して、窓のカーテンやら撮影すべき時間やらを選定してカメラ回すに至ったのかと。
同様に、この「キャラの室内にある物品」どの程度精緻にセットできるか?というと、僕には全く無理なんですね。キャラのファッションの話も同じくです。
殺意絵でファッションの話が軽率に出てきても「すげえ」だけで全くついて行けないのが歯がゆいんですが、それににてますね。真似出来るだけの視覚的好奇心もなければ、労力注ぎ込める自信もない。その積み重ねで生まれた、「この人にはこのモノ」の「モノ」が持つ象徴的意味の幅広さと引き出し。
これはもっぱら絵を拝見した感想からの逆算できてますが、自キャラの部屋ですから余計にそう思います。ヴンダーカンマー、ググったんですが、キャラのファッション当てをされたときと全く同じ感覚を持ちました。似合ってるんですよね。雰囲気しか想像してなかったけど、頭の中の雰囲気でこういうモノから出てくるようんうん、っていう。この感覚は殺意さんにキャラ服選んでもらった人は全員感じてると思います。
あ、音韻触れてませんでしたね。技術点。ルビが多くなるのは中二の証、と言われますが(?)、個人的にはリズムの問題はかなりあると思っていて。声に出して発音した時、抑揚の波と一文・数文を読み終える感覚が気持ちいいんですよ。極端にいうと五七五みたいな感じです。これどのくらいの人が共感してくれるかわからないですが……これにはそれがあるなーと感じます。あと、ルビを振ると副次的に文体の硬さと意味濃度が調整できるのも。
文体エミュの話で僕の語彙が硬めみたいな分析を再構築さんがされてましたけど、漢字を本文のベースにおいて発音だけカスタムする方向を取ると、音韻の気持ち良さを維持しつつ空気感を柔らかくせずに済む、という。そういう工夫がされてるんだろうなと感じました。
僕個人のこだわりに似ていると思って勝手に見出してるだけなんで、実際にそうなのかはわからんですが……あってますかねこれ?
で。内容の合間に芸術点の話が挟まるんでこれでやっとキャラ出てくるところに辿り着くわけなんですけどってもうすごい長さになってるな。そろそろ収めよう。
味が薄まるのを避ける意味で繰り返しはしないですが、狩野というキャラクターに対して持っているイメージ、狩野の部屋である異質な部屋(を散々に十分に最初から空気で書いた)との馴染みを地の文で打ち出しまくりながら登場させててうまうまです。
ここから絡みに入っていく訳なんですが、これはあれですね、ジャム調教完了三隅に対するリアクションとしてめっちゃありです(公式○)。台詞については、そうだなあ
少し生成に時間がかかるな。出来たらこっちに落とそう。
yuyuge
絵の自画自賛のやつ。労作であることがうかがわれるやつであるので付記。
「桐と橘、晴れ着でよく見る格の高い」←何もわからない。僕のデータフォルダ「きもの」にそんな高尚で細密でキャラに当て込みにいけるような情報は入っていない。しかも多分これ同様の情報をモリモリ入れてるから初めて出てくる奴って匂いがプンプンする
「七宝亀甲組紐」←何もわからない2。というかシリーズ。この列の+項目全部わからない。皆わかるんですか?わかんないよね?わかります?
「爪塗り」←これは分かる。基調色の紅とか朱の艶を暗色の影で覆いつつ塗ったんですよねたぶん。指の形四角く描くやり方も今更ですけどよき
かおりな
「えんぎがよいと古事記にも書いてある」→書いてあるんだなぁ
yuyuge
詠嘆フィットアドベンチャー起動するのおやめくだ
「花柄等の可愛いと狂おしく好き」←当方視覚の快楽ダメ太郎です(不感症)いやでもこれわかる人は視覚で快楽するの秀でてる人だって絶対。
「ぼかし染めイケた」←これはわかる。なんだこの実物着物としての違和感のなさ。
「模様の糸目と立体感」←わかる。和菓子(実物)か。語彙が貧弱。
この辺りから総括がわかりはじめる。
⇒僕の視覚快楽受容器官と全然別の何か積んでるな?
芸能人格付けチェックで引き合いに出されるグラボ入りPCと廉価PCぐらいの差ある感だぜ
つーかグラデーション言及されてるとこアップで見れば見るほどヤバいな。これフェチなんですよ(悟り)
殺意
狩三にかんしてはゆゆげさんの狩ネビュをメインに狩野様のいるやつと貴族のマナーハウスの図説を横に置いてチラチラ見ながら書いたのでそうとう引きずられていると思います。
狩野様の口調は口語っぽくないので、地の文も併せて小難しい単語を類語辞典にかけながらぐるぐるぐるぐるぶん回しました。シャンデリアって書きたくないんだけどいい言い換えないですか。吊り下げられた飾照明とか書こうとしたけどお前キャビネットのことも飾戸棚って書いたよな
yuyuge
貴族のマナーハウスの図説(絶対に辿り着く前に諦めて見つけても読めないやつ)
燦爛、影の陰影を明瞭に切り取る白――天蓋照明。幾つもの死を見下ろしてきた、幸福、その先に待つ終わりまでをも眩く照らす、光を撒く枝垂れの絢爛。
辺りでお茶を濁すかなあ。まず「頭になんかお高そうな照明のイメージがあるわけだけどあれってシャンデリアって呼んでいいの?わからん……」なのでアメリカのプレゼンターがろくろを回すくらいの勢いでお茶濁してます、室内書く時とか。 ビロードをあえて平仮名で書いた辺りも、カタカナのニュアンスを持たせたくない説の疑い持ちました
口語っぽくないは言われて初めて気付く類の言語化だって言った事あったっけ、いやなかったか。
飾照明いいですね。当て字でも違和感ない造語ぼくだいすき。仏千切みたいなやつはにがて
小難しさどこから来てるんだろうなあ。なんか思想家っぽいイメージは持ってるから、それっぽいこと言うのと、じゃあ天野喜孝の吸血鬼ハンターD並の勢いでイケメンしている無口だけど饒舌なのを書こうと思って。
案外推しする時の回路と似てるな。Aとは○○だが(断言)、Bである、みたいな喋りをよくする>狩野?
殺意
「含みがある、哲学っぽい、語彙の硬度が高い」をひっくるめて「口調が文語っぽい」と言っているようです
yuyuge
ははあ
殺意
あと饒舌だけど静かで落ち着いた印象があるので説法とか、ある種の演説っぽさがあるところ
yuyuge
台詞を途中で切って残りの大部分を地の文で語らせてフィニッシュだけ自分で喋るとかも狩野のズルですね
お前そんなしゃべり方してて通じたことにできるの小説だからだかんな?ってしみじみ思っている
それはうれしいなあ。脳内ニュアンス大体そんな感じだ>ゆっくり説法や演説をしてハメるようなとこ
殺意
その「地の文とのつながり」で喋ってるところも文語感かもしれない。納得があったぞ
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